襖と屏風 -暮らしを彩る大画面の美-

しーchan

2011年03月20日 11:23

現在、滋賀県立近代美術館で開催されている「襖と屏風 -暮らしを彩る大画面の美-」を見に行ってきました。

襖とか屏風ってお金持ちの古いお屋敷にあったり、お寺さんにあったりするものだと思っていたんですが、美術館で見る屏風や襖はとっても立派でした。

大きな場所にあるからこそいいのであって、我が家にあんなに大きなものがあってもきっと邪魔で仕方ないんだと思います。

作者は滋賀に縁のある方ばかりだったので、なんだか親近感がわいてきました。
そして思ったのが、必ず「近江商人の家に生まれ~」というくだり。

そーかー。。。昔はお金持ちしか絵描きさんになれなかったのね・・・

と妙に納得したのでした。

屏風なんかは、花鳥風月や竜虎図、近江八景などわりと教科書でも見たことがあるようなものが多かったのですが、わたくしの大注目は、「小松 均作 裾野の牛」という作品でございます。

山の裾野に広がる山道と平原に沢山の牛がある2曲1隻の屏風なんですが、牛の柄がなんともねーなんです。
私の見たことのあるホルスタインの牛柄とはかなり違うんです。
中にはアヒルに見えないこともない牛の柄も・・・
小松さん。。。牛見たことないんかもしれん。。。と思ってしまいました。

こんなこと書くと、専門家の方に叱られてしまうかもしれませんが、よくわからずに見に行っているので、自分で感じることも大切だと思っています。

襖と屏風 -暮らしを彩る大画面の美-は4月10日まで。
詳しくは http://www.shiga-kinbi.jp/?p=9349 へ


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